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不安を解消するクラウドキャスティング

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 2022年5月7日、上海科学技術館と新民晩報が共同で立ち上げた「家庭に科学を、医療臨時施設に科学」シリーズの活動が、複数のプラットフォームで開始された。全国青年医師科学普及大会で一等賞を受賞した上海精神衛生センター精神衛生促進部副部長の心理療法士、李黎さんが「親子のコミュニケーション、オンラインクラスの『心』の知恵」というテーマで不安解消のための講演を行った。

 学校という環境から離れ、2カ月近く自宅で勉強している子どもたちにとっては、目に見えない心理的なプレッシャーがかかっているのだ。李黎さんは、子どもとクラスメートになってみたり、朝はおしゃべり、夜は子どもと親子ゲームをする「朝夕親子交流法」を試してみるなど、「監督よりも仲間づくりが効果的」と保護者に呼びかけている。また、子どもがミスをしたり、思うようなパフォーマンスができなかったりしたときには、「サンドイッチ批判」という方法をとってみよう。まず、子どもの長所やポジティブな面を認識し、評価し、認めることである。そして、提案し、批判し、異なる視点を表明することはできるが、子どもに「レッテル貼り」をしたり虐待したりしてはならない。さらに、子どもに励ましやサポート、希望を持ってもらうことだ。

 また、医療臨時施設の中で不眠症になっている子どもたちの不安を解消するために、李さんは「みかんをつまんでストレス解消」「手と脳のリラックス体操」「一撃四鳥」などのリラックスゲームを推奨している。彼女は、それらの学生が通常の勉強生活に戻るための方法として、「願望の充足」「対人コミュニケーション」「仕事と休息の調整」「目標設定」の4つを提案している。